２０００年は、桑名,養老,北方を貸切バスで巡り、主に現代建築を見学しました。

桑名の六華苑（旧諸戸清六邸）
鹿鳴館を設計した建築家ジョサイア・コンドルの作品として有名で、近年、桑名市の指定文化財として修理され、庭園も復元されています。
ボランティアの方の解説を聞きながら、大正の洋館建築を堪能しました。

養老天命反転地
世界的アーティスト荒川修作氏による不思議な公園。
さまざまな小山やくぼみを歩き回り、迷路のような回遊路やまっ暗な洞窟のような奇妙な建造物を体験しました。荒川氏と共に設計に係わられたJIA岐阜地域会の車戸氏のご協力で、設計者本人にしか聞けない裏話も聞かせてもらい、JIAならではの見学でした。

岐阜県営住宅ハイタウン北方
建築家の磯崎新氏が総合コーディネートし、女性建築家４人によって設計された集合住宅です。
妹島和世、高橋晶子、エリザベス・ディラー、クリスティン・ホーリィの４人が１棟づつを設計し、それぞれの建築家によって新しい集住体のありかたが提案されたものです。
普段は外観しか見られませんが、特別に管理人さんにお願いし、それぞれの棟の空室を見学させてもらいました。
集合住宅の慣例にとらわれない、斬新で工夫された空間を見学でき、皆さん十分満足できたのではないでしょうか。